子どもの頃に観て、今だに脳裏に焼き付いて離れない映画がいくつかある、その内の一本。面白い映画かどうかは関係ない。
昔、何度観たか覚えてないぐらいテレビで再放送しまくってた。
当時、この映画の世界観は子供ながらに衝撃的で、極めてフィクションなはずなのに現代に実際にこういう子どもがいて自分には知らない裏世界があるのではという小さい「怖さ」が妙にリアルでとても大好きだった。
悪者にすぐ殺されそうな子ども、美女、突然出てくる化け物、な世界の中に陽気な普通の兄ちゃんエディマーフィーがいるというのが良いスパイス。
これも星の王子と同じくもっかい見返す。
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再鑑賞。
20年以上ぶりに観たのに、当時観たシーンとか意外に覚えてた。
空港で荷物検査でヘラヘラ顔の兄ちゃんまで覚えてたのだから、多感な時期に見た映画の記憶は恐ろしい。
もしくは、この映画のアクの強さゆえか。
良くも悪くも80年代テイストどっぷりなのだがそれが良い。
かえって、今では作れない真似できない「未完成さ」がある。
今の映画はどれも完成度が高すぎる。