ガッツリサスペンス!
ストーリー
1969年、ニューヨーク上空に珍しいオーロラが出現した日、消防士フランクは救助を終え、妻ジュリアと6歳の息子ジョンの待つ家へと戻ってきた。親子3人の生活は幸福な輝きで満たされていた。ちょうどその日のオーロラのように。だが、その2日後、フランクは殉職する。息子ジョンは深い哀しみに暮れる。それから30年。
主演 デニス・クエイド
監督 グレゴリー・ホブリット
面白い。
タイトルの感じファミリー向けの心温まるストーリーかと思っていたら後半からガッツリサスペンス。
その切り替え方と演出が上手い!
良い意味で邦題のパケ写とタイトルに騙された。
前半パートは想定内の展開と間違いなく泣ける演出に心打たれた。
この時点でまだ58分。
残りはどんな物語になるのか?ワクワクドキドキしながら鑑賞を続けるとまさかまさかのしっかりサスペンスに驚いた。しかも、ちゃんと怖い!
途中から息を呑むように展開を見守ることしか出来ないもどかしさと「この親子に力を…」と願うばかりだった。
終わり方もとても素敵で間違いなく泣ける。
クリストファーノーランより前にここまでクォリティーの高いSF映画があるのかとかなり驚いた。
間違いなく良作。
デニスクエイドの渋さと優しそうな目。
ケヴィンコスナーぽくもあり、バイクに乗る姿はジャックニコルソン。
嬉しいのはパッションのキリスト役ジムカヴィーゼルや幼き頃のマイケルセラの出演は熱かった。
初めて観たショーンドイルの演技が怖すぎた。
配役も演出も全てがとても良かった。
間違いなく傑作。