夢野猫

オーロラの彼方への夢野猫のレビュー・感想・評価

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)
4.5
SFファンタジーで有り、サイコサスペンスで有り、親子家族の絆を画いたヒューマン物でも有る贅沢な作品。

普通ならこれだけの要素を盛り込むと、バランスが取れずに崩れる事に成りそうな気がするが、ラストまで上手く渡り切ってます。
(TVドラマ版リメイクは落っこちた様ですが(笑)

オーロラ(磁気嵐)の影響で一台の無線機を介し偶然繋がった1969年の父親と1999年の息子。
息子の忠告によって死を免れた父親。然しその影響で現代に変化が現れ、死ななかった(かも知れない)人が死ぬ事になって………

粗い処は有る物の「過去が変化する事で現代も変化する」のを上手くみせて、サスペンス感を盛り上げる展開がきっちりとしていました。

アノとき助かった少女が実は恋人だった………わけでは無かったか(笑)
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