りょーたろ

フォレスト・ガンプ/一期一会のりょーたろのレビュー・感想・評価

4.5
「フォレストガンプ/一期一会」"一期一会"って変な邦題だなぁ、と思っていた私ですが、この映画を一言で表すならば、まさしく"一期一会"という表現がピッタリだと思いました。映画の中で主人公フォレストが人生を一生懸命生きています。
"生きていることと死んでいることは両極ではない"という志賀直哉先生の「城の崎にて」の一文を初めて読んだ当時中学生の私は少なからず衝撃を受けましたが、この映画の中にも"死は人生の一部"という台詞が出てきます。死は誰しもが持ち合わせている運命です。もしダン中尉があの場で名誉の死を遂げていたなら、あのエンディングより幸せだったのでしょうか。どうせ風に吹かれて最期を迎えるなら、"一期一会"自分なりに漂ってみたいと改めて思いました。

それにしてもディランの「Blowin' in the Wind」全裸で歌っても名曲です。