べっち

フォレスト・ガンプ/一期一会のべっちのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

”人生はチョコレートの箱みたいに、開けるまで中身が分からない。”
でも、食べ終わってしまったらあっけない。

色々な意味でもとらえられる言葉だと思います。

食べてる時は甘くて美味しい、でもいずれは口の中で溶けてなくなってしまい、その味だけが感覚として残る。

甘い味はいつか溶けてなくなってしまう。

人生も似たようなもの、

今いる時間もいずれはなくなってしまう

楽しい時ほど過ぎれば寂しい。
辛い時ほど過ぎれば、あっけない。

この映画の中で流れる語り口の変わらないトーン、これはどんな辛い事でも、楽しい事でも
それは”全て過去として後で語れるんだよ。”とフォレストガンプが言葉では発していないメッセージかもしれません。

ラストのフォレストガンプが一回だけ感情をあらわにして語りかけるシーン。
これもいつかは誰かに語る日が来るのではないでしょうか。

私たちがいま過ごしている時間はいつか思い返すと大切な日々なのかもしれません。

”振り返ると大勢の人がいるような、そんな人生を送りたい”と思わせてくれる素敵な映画でした。
べっち

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