タケシクマゾエ

フォレスト・ガンプ/一期一会のタケシクマゾエのレビュー・感想・評価

4.4
フォレスト・ガンプというキャラクターを通じてアメリカ史を辿る伝記形式の映画。

フォレストは知能指数が低いが取り柄が心身の健全というシンプルなキャラクターというがこの映画の肝。

語り口調で物語は進行されるが、その言葉には知性は感じなくとも屈託のない純粋な表現や、見えなくなっていた視点を的確に言い表している部分が最大の魅力だった。

史実もパロディーも良かったけど、風景の描写は特に素晴らしく、「砂漠にのぼる朝日は天国と地球の境界線が分からなくなるぐらい綺麗だった」っていう表現は脊椎まで染みるような暖かさを感じた。
また疲れた時に見たい。