好きと言っていいでしょう

フォレスト・ガンプ/一期一会の好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

4.4
700レビュー目は何にしようかと迷っていましたが、大好きなってからフォレスト・ガンプ にしました。
ショーシャンクの空にとライバルと言われていますが、僕はこっちの方が好きです。

トム・ハンクスの演技は本当に素晴らしいです。純真無垢な感じがこれほど似合う俳優はいてないと思います。

羽が飛んでいくのを追いかけるショットが莫大な値段がかかっているのは有名な話ですが、ゼメキスはわからないところですごい技術を盛り込んでいますね。

ゼメキスの音楽のセンスは、この映画で爆発していて、時代ごとに流行っていた音楽がかかるのは楽しいです。

前半のフォレストの駆け抜けるような人生が、超面白いです。
特に1番好きなのはベトナム戦争のシーンで、ゴルフ場での撮影だそうですが、他のベトナム戦争の映画に負けないくらいの迫力があります。この時に救ったダン中尉に俺は戦場に死ぬはずだったのにと責められますが、後に救ってくれてありがとうや、フォレストが嫌なことを言われると自分のことのように怒る戦場でできた友情は非常に感動的でした。

コメディテイストで、アメリカの歴史を流れるように描いていくのは素晴らしいです。ジョン・レノンやケネディ大統領と会話をする映像技術は映画の歴史を変えたと思います。

部屋でギターを弾いてもらっていた人がプレスリーだったり、前のビルの電気がおかしいと通報したらウォーターゲート事件だったりという話も好きです。

そしてラストのハーレイ・ジョエル・オスメントがフォレストの子供と知った時に、自分みたいに知能指数が低くないかと心配するシーンには胸が熱くなりました。