電気羊

ゴジラの電気羊のレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
4.0
ゴジラという映画を全く観たことがなく、「怪獣映画の元祖・王道」という先入観だけを持ち続けてきました。怪獣映画らしくゴジラが破壊の限りを尽くす様子を楽しむ映画だと。
しかし、そうではなかったんです。私は呪いましたね。己の見識の浅さを。
ゴジラは
「ゴジラという自然現象を取り巻く人間達のサスペンス映画」
だったのです。
ゴジラの全容が徐々に明らかになっていく序盤の展開は、とても不穏で、不気味で正にサスペンス。
登場人物達はゴジラに対して様々な思惑を抱きつつ、どう戦っていくのか。そこが見所だと感じました。
もちろん、ゴジラの迫力も見所ですけどね。モノクロでも、いやモノクロだからこその迫力があります。
とてもいい意味で期待を裏切ってくれた作品だと思います。
電気羊

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