父親の浮気が発覚したことをきっかけに、自分たちの抱える問題が次々と浮き彫りになっていく4姉妹を描いた群像劇。
第27回日本アカデミー賞では13部門にノミネートされて、最優秀監督賞、脚本賞、深津絵里の助演女優賞を受賞した。
これは「ジャパニーズ・ブラック・コメディ」とも言うべきか。ほのぼのとした暖かい瞬間と、凍りつくような殺伐とした瞬間が交互に押し寄せてくる。全体的に地味な映画ではあるけど、その地味さが「物語のやばさ」を引き立てる。
役者たちも「この役はこの人以外にいない！」ってぐらいみんなビタっとはめてくるので安心して見ていられる。いやー、想像以上に面白くてびっくりした。
