のんchan

象の背中ののんchanのレビュー・感想・評価

象の背中(2007年製作の映画)
3.7
引き寄せられるようにこの作品をチョイス😌

【象は死期が近づくと仲間のもとを離れ、「象の墓場」で最期を迎えるという。】

これは都市伝説の類なのかも知れないが、それに捩って、ポスピスで最期を迎えると言う物語にしているのか?


48歳の藤山幸弘(役所広司)は建設会社部長。気立の良い美しい妻・美和子(今井美樹)と、大学生の息子、高校生の娘と何不自由のない暮らしをしていた。
仕事も順調なある日突然、末期の肺がんで余命わずか半年と宣告される。

藤山は延命治療をせずに、残された時間を精一杯生きようと考える。
コピーライターの悦子(井川遥)という愛人がいる。彼女のマンションを訪れ検査結果を告白する。

あと半年を思い残す事なく生きたいと願い、初恋の相手や、喧嘩別れした昔の親友、絶縁していた実兄など、悔いを残していた人たちと再会していく...

だが、一番大切にしている妻にだけ、なかなか打ち明けられずにいた。
会社内で倒れたことにより病名も明らかになる。事実を自分に隠された事にショックを受ける美和子だが、幸弘に残された貴重な時間を共に過ごそうと決意する。

体力が落ち、残された選択肢としてポスピスへ入る。海辺の静かな部屋で家族と思い残す事なく語り合う。妻からのラブレター💌家族からの愛情を感じ幸せな生涯だったと感じながら死を迎える。


〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜

役所広司の演技はまたもや素晴らしい🌟
どんどんやつれて痩せて行く。末期がん患者に見える演技はもう圧巻だった👏

がしか〜〜し、途中からあまりにも理想型の家族(笑顔を絶やさず文句一つない妻、思春期なのに反抗しない子供達)で、愛人までポスピスに見舞っても、解っているのに頭を下げ続ける妻...

はあ❓あり得ない‼️かも?
と思い始めてしまい、ラストまで観てから原作者が秋山康だった事を知った時の妙な納得感😣と、この作品をよく選んだな〜役所さん🤔って思いが強くなり、エンディングはCHEMISTRYが流れる♬けれど、ちょっとシラーっとしてしまったわ、なんか残念😥

あまりに作られ過ぎても白けちゃうね😩
だからドキュメンタリーとかが好みなんだよね🙃


と言っても役所広司は素晴らしい✨

※役所広司魅力探索キャンペーン⑦



2021-105
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