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チ・ン・ピ・ラのsachikonakamotoのレビュー・感想・評価

チ・ン・ピ・ラ(1984年製作の映画)
5.0
ヤクザになりきれないけどチンピラ稼業も楽しくて仕方ないみたいな、浮世離れしたオラいスーツを着たふたりがギラギラした円山町で暴れるのが最高にかっこいい…かっこいいのとこの時代が羨ましいのとで気が狂いそうになるな…
いまのラブホ街らへんで、たばこ吸いながら洋一とみっちゃんが坂を下りてくるショットがとても美しい。

柴田恭兵が役によくはまっていて、本当に大好きな1本になってしまった…
刺青を入れたんじゃないかと母に心配された話をやさしい顔でする洋一が切ない。「第二部にはつきあえません」と裕子に振られてヤケ酒する洋一が切ない。デパートの屋上遊園地でみっちゃんを諭すのも切ない。オラついててかっこいいのと、青春映画的なエモさの配分が上手すぎるんだよなあ。
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