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インクレディブル・ハルクのFMLのレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
2.0
ブルースバナーの心拍数が200になると巨大化し、ハルクになる

やっぱ評価低いことにはそれなりの理由があるんやなって実感させられるよ笑

なんせ、色合いがとにかく地味すぎる笑
まぁ主役のハルクが緑やもんな笑
なんか淡い緑とかそんな綺麗なもんじゃなくて、マジの緑
インスタ映えという言葉が定着したこのご時世に、この地味さはかなり痛い

ヒーロー映画のはずやのに、蓋を開けてみればまるで怪獣、パニック映画..
的な驚きを与えたかったのか
確かにその点においては少々目を見張るものがあったかもしれない
少なくとも初めて巨大化したシーンではな。
ただここまでは考えが至らんかったようやな
怪獣映画としてもそこまでおもしろいものでもない、ってことにな。

映像も演出もとにかく古くさく、まるで1980年代にタイムスリップしたかのような感覚すら味わわされたよ
狙ってそういう雰囲気を出したかったのは、観てればわかる
でもな、あまりにもチープすぎる人物描写はにんやりを超えてうんざりしてしまって観る者の集中力を著しく削いできやがる

主人公のブルース、ヒロインのエリザベス以外全員アホなのは勘弁してもらいたい
特にサディアス、自らの意志でブルースに実験を施しハルク化させたくせにブルースを目の敵にし追い詰めようとする
この時点でドアホなのは言うまでもない

けど1番アホなのは、ハルクに攻撃を仕掛けた時娘のエリザベスもすぐそこにおるってわかってるはずやのにミサイルぶち込んで、エリザベスも巻き添えくらいそうになった瞬間「NOOOOOO!!!」って叫んだことやな
気狂ってんのか?
しかもハルクがエリザベスを身を挺して守ったのに、「ハルクが娘を殺そうとしてる」と勘違いしてさらにハルクに対する敵視を強くする
おいおい頭悪すぎるやろ、勘弁してくれよ

エリザベスの彼氏の精神科医にも、呆れられる始末
そりゃそーやろ
そしてそれを指摘されたサディアスが放った一言
「ロクな男と付き合わない」
脳みそが頭に詰まってないのか?
まぁ他のやつも全員アホやねんけどいちいち書くのもめんどくさいよ

この映画の特性上、せっかくのエドワードノートンの演技力みたいなものを活かしきられへんのもなかなかに痛い
ハルクになってしまったらエドワードノートン関係ないもんな
しかもノートンは演出にも口出して、さながら監督気取りみたいな感じやったらしいし
ノートンのこだわりと映画のクオリティがあまりにも一致してないところが、この作品の残念さを助長させてる気がしてならんよ

心拍数があがりすぎるからS*Xできないというブルースの哀愁漂う姿には思わず涙を流しそうになったよ
けど、世の中には心拍数に関係なくS*Xできひん男もいっぱいおるからな
しゃーない、切り替えていけ

ラスト、ほんの少しトニースタークが出てくるけど
その時が1番テンション上がったわ
やっぱアイアンマン最高やな!
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