翔

インクレディブル・ハルクの翔のレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
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2019-21

 スーパーソルジャー計画で浴びせられたガンマ線の影響で巨人ハルク化してしまった科学者ブルース・バナー。彼はその場にいたロス将軍とエリザベス・ロスの前で暴れた後、逃亡。数年間姿を隠しながら治療法を探していたが、軍に居場所を突き止められ再びアメリカに舞い戻る。
 同じ頃エミル・ブロンスキーは第二のハルクとなり、バナーを追い詰める。

 悲しき怪物の漠然としたイメージしか持っていなかったハルクの物語をきちんと知ることができた。
 主人公演じるエドワード・ノートンは今作でしか出演していない。「ヒーロー大集合のような映画には出たいと思わない」という意見からの降板とのことだが、たしかにアベンジャーズに関わってからのハルクとはずいぶん違うように思える。
 ハルク化を制御する術を身につけたバナーはアベジャーズには欠かせない人物だが、意図せず暴れてしまうゆえの苦悩を描く作品『ハルク』はもう見ることが出来ないのだろう。
翔