YSK

トイ・ストーリー3のYSKのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
2.1
やはり10年の月日の経過と技術の進歩は素晴らしく、何かの冗談かと思われた「人間」の顔と動きが非常に滑らかで美しいものになっていたことに驚きました

これは前にも言ったことですが、メインキャラであり主人公の性格が悪くかつ他のおもちゃたちを下に見ているクソ野郎だなあとの認識が深まりました
「アンディのものであること」「子どもたちに喜ばれ遊んでもらうこと」どちらが大切なのかは各個人の判断であり、アンディの大学に連れて行ってもらうことが叶わぬ彼らが新天地を求める決断をしたというのに延々とアンディアンディアンディアンディと腐り散らかし見下げ散らかし煽り散らかし拗ね散らかし、「アンディの元へ帰りたいやつはオレについてこい」などと言いつつ馬がついてきそうになったら「お前は残るべきだ」なんてどの口が言っているのでしょう
結論としてイモムシ組がおもちゃにとって劣悪な環境だったからこそその後の救出&脱走が美談になっただけで、彼の行いや発言が赦される要素は一片たりともないように感じます

さて巷では素晴らしく感動的で非常に泣けると言われておりますが、そんなわけで結論からいうとさっぱり
恐らく最終盤、アンディがおもちゃの思い出を語りながらプレゼントするくだりのことだと思うのですが、『1』と『2』そして今作まででアンディとおもちゃたちが心通わせ遊ぶ様があまり描かれていないため、イマイチ乗れませんでした
だってそんなに愛着がありそうなシーン無かったじゃん『1』でも『2』でもいなくなったことに気がついてなかったよ?

というようなことを妻に言ったところ「絶対零度のように冷たい」「人の心がない」などとえらい言われようでした、なぜだ
YSK

YSK