キミシマユウキ

トイ・ストーリー3のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
5.0
もうすぐ大学生になるアンディ、昔から遊んでいたおもちゃ達はウッディを除いて屋根裏部屋に置いていくことにしたのだが、そこに手違いがおき・・・

大ヒットおもちゃファンタジー大作の完結編。
笑いあり涙あり、愛・友情・感動、全てが詰まった最高のアニメーション映画。
中々厳しいレビューをつけている自分が唯一5点にしている作品なのに何も書かれていないのはあれなので再レビュー。
この点数はシリーズ全てに向けた点数であり自分の少年時代に大切にしてきたおもちゃたちへの感謝の気持ちを込めた点数でもあります。


※中身の話はほとんどしないです(笑)

~「子供はいずれ大人になり、おもちゃから去っていく」~

私は年代的にもほぼ主人公のアンディと同じで、「トイストーリー」を最初に観たときは出演するおもちゃをほとんど自分も買ってアンディのように遊んでいた。昔から自分もおもちゃ同士を想像世界で戦わせたりするのが大好きだったので、この映画を観たときは「ボク以外にもいるんだ!」と嬉しくなった。ビデオは擦り切れるほど見たと思う。
そしてときは流れ、三作目公開時ちょうど自分は高校生。あの頃沢山遊んでいたおもちゃや人形たちは埃をかぶり、記憶の彼方へと追いやられていた。
そして自分も丁度おもちゃたちの処理を最終的にアンディと同じ解決策でしていたので感情移入が尋常ではなかった。
今まで自分が遊んできた一つ一つのおもちゃたちに「ありがとう」と言いたくなった。涙なしではみられない。
これはおもちゃで遊んだことのある"元こども"達全員のための映画だと思った。
この映画を通して今まで大切にしてきたモノへの感謝の気持ちと、自分が大人に成長したんだなという認識を強くもつことが出来た。

あ、あとアナ雪がこの名作を抜いたっていうのは未だに納得していません。(笑)

ピクサーファン、トイストーリーファン、そしておもちゃで遊んだことのある全ての"元こどもたち"の方々には是非観て欲しい作品。