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アンノウンのadeamのレビュー・感想・評価

アンノウン(2011年製作の映画)
2.0
リーアム・ニーソンがアクション俳優としての新たなキャリアを開拓したのは「96時間」シリーズでしたが、ジャウム・コレット=セラと組んだ作品群もそのイメージ作りに大きく貢献しています。
今作はその初タッグとなった作品で、異国の地で事故にあって記憶を失った男が過去を取り戻そうと奔走する物語です。
序盤は心理スリラー的な雰囲気で期待をあおりますが、あっさりと刺客が登場してしまうので拍子抜けでした。
その後もそれなりに楽しめはするものの、単なるサスペンスアクションとして平凡化していった印象です。
ヨーロッパを舞台にしていることやアイデンティティが不確かな主人公の設定、そしてリアリティ重視のアクションにカーチェイスと「ボーン・アイデンティティー」の二番煎じ感は否めませんでした。
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