JTKの映画メモ

ぼんちのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

ぼんち(1960年製作の映画)
5.0
めちゃ良かった!

映画を司る全ての要素が高水準だが、特にキャスティングがお見事。
軒並み役者さん良かったが、鬼婆役の毛利菊枝さんが凄かった。誰か知らんかったけど。

また、市川崑×宮川一夫の映像は息を呑むほどスタイリッシュ。全てのカットが絵になっとる。構図が極まりまくり。

ラスト近くの若尾文子、京マチ子、越路吹雪の入浴シーンはフェリーニかと見紛うほどバイタリティ溢れててエロティックで、もうこれだけで満点でいいや、と思ったほど素晴らしかった。鳥肌立った。映画だ。めちゃめちゃ映画だ。この感覚は他の表現領域では無理。