斎藤諒士

ぐるりのこと。の斎藤諒士のレビュー・感想・評価

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)
4.3
これはすごくいい。
リアルな演出と生々しい芝居がある。
木村多江の無表情で悲しみを表現する演技の上手さにびっくりした。そして、表に出す感情の温度がずっと低いリリーフランキーも最高で。
ほんのちょっと出てくる人たちがめちゃくちゃ豪華というか、ちゃんと役に合ってる人を選んでいる感じがする。

終盤Akeboshiの曲が鳴るところで、今まで白黒の映画を見てたんじゃないかってくらいに映像が彩りを帯びていく。役者さんたちの顔も柔らかくなって、生きてるにおいを感じるようになってく。

あと個人的にだけど、柄本明が大好きすぎて、出てくるだけでありがたみがある。
斎藤諒士

斎藤諒士