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深夜カフェのピエールのsonozyのレビュー・感想・評価

深夜カフェのピエール(1991年製作の映画)
3.0
ピレネー山中に暮らす、パパを嫌悪・ママは大好きな17歳の少年ピエールが、明確な目標も計画もないまま憧れのパリに出ていく。

去年リゾートで出会った中年女性エブリーヌ(エレーヌ・ヴァンサン)を訪ね関係を深めていったり、皿洗いのバイトをしたり、役者やってみたい気分でレッスンに通うも、セリフ覚えられず止めてしまったり、タバコ吸いすぎだったり。

男色家の文化人ロマン(フィリップ・ノワレ)と知り合い、彼が男娼を買うのを見たのをきっかけに、最初は拒絶していたものの次第に夜の倒錯世界に入り込んでしまう・・

原題は『「J'embrasse pas(I Don't Kiss)』。男娼を始めたピエールの「キスとフェラとアナル以外ならなんでもやる。」といったセリフで登場しますが、このピエール、周囲の人々から愛情や優しさを受けても、すぐに拒否/拒絶するというキャラで、葛藤や苦悩を抱えた若さゆえの言動なんでしょうけど、そのイラ顔と共に、なんとも好きになれないやつなんです。笑;

救いは、ピエールが一目惚れする娼婦イングリッド役のエマニュエル・ベアールの陰のある美しさ。短めぱっつん前髪ショートにセクシー黒ドレスに赤いコートでタバコがお似合い。

ピエール、最後は成長したようなそうでもないような。。
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