このレビューはネタバレを含みます
不老不死すなわち永遠の美というのは古来から富や名声を得た人間が衝突する唯一の壁だ、現代では価値観の多様性もあり老いていくことの美しさもある程度は理解されてきていると思うがまだまだ20代が人生の盛りだと思われている。
しかしこの作品で脳を美女に移植しようとした老婆は愛されたい一心なのでちょっと違う、永遠の美を求めていたわけでも若返りたいわけでもなく愛されて心を満たしたかったのだろう。
お金があって容姿が良くても愛されていない人は沢山いる、人間の価値は等しく無価値だと思うが強いて言うならば愛された経験が価値になるような気もする。
あ、作品自体はわりとつまらなかったです。