アトミック・ブレイン 大脳移植若返り法の作品情報・感想・評価

「アトミック・ブレイン 大脳移植若返り法」に投稿された感想・評価

「地獄のモーテル」をAmazonで購入したとき、ついでに?衝動買いしました…。だって安かったから…(←何となく言い訳してみる)

貧乏性なのか一番楽しみな地獄のモーテルを後回しにして、衝動買いしたやつから観始めてます。

あ…念のために申しますがこれは「アトミックブロンド」ではありません。なのでなんちゃらっていう有名できれいなあのお姉さんは出てこないです。本作は1964年のモノクロ映画です。人間の体に動物の脳を移植したら獣人間ができあがる、というようなある意味高度なテクノロジーが前提の世界です。現代の私たちには荒唐無稽ですが、当時はある程度リアリティがあったんでしょうか。あるいは100年後にはリアルなことだったりして。

いやそんなことはないな…。
さすがに…。50年前であっても…。100年後であっても。
まあでもある程度の荒唐無稽さは怖さを引き立たせますしね。

あらすじはこんな感じ。

大富豪の老婦人には金目当ての男しか近づいてこなかったため(←老婦人本人が語ったまま)、生涯恋愛に縁がなかった。彼女はそんな人生をやり直すため、科学者を雇い、研究させ、若い女性の体に自分の脳を移植することで若さと美貌を手に入れようとしていた。若さと美貌とお金があればモテまくりの人生が待っていると考えたのだろう(←ここ、私の推測です)。
科学者は初期の実験段階で誕生させた獣人間を従えて墓地から若い女の死体を盗み、その死体を使って次の段階の実験も成功させる。やがて計画は最終段階に進み、生きた若い女性の体を用意するばかりとなる。そして大富豪の屋敷には海外家政婦派遣協会を通じて3人の若い外国人女性(イギリス人、オーストラリア人、メキシコ人)が雇用されて…。

この設定がおもしろくて、私としては珍しく一目ぼれではないきっかけでの鑑賞でした。
外国人の若い女性が集められた館で起こる惨劇、という点で「サスペリア」を想像させました。実は終わり方も「サスペリア」そっくりでした。

昔の映画っぽいビジュアルがいい感じでした。特に実験室のアナログな近未来感がよかったです。

64分という尺のせいもあってかテンポもよかったです。

また顔が怖いキャストをうまく配置していたり、それなりに雰囲気のある特殊メイクを用いることでホラーな雰囲気はそれなりに出てました。

登場人物の顔とか雰囲気がすでに怖いというのはホラーとして最強ですね。身長240cmの俊敏なフォワードがふたりいるサッカーチームの試合運びみたいなもんです。とりあえずがっつり守備を固めてロングボール入れとけや、みたいな。

安心して観てられる良作なうえ、5度目の初レビューをゲットできたおいしい作品でした。