SatoshiFujiwara

コミック雑誌なんかいらない!のSatoshiFujiwaraのレビュー・感想・評価

3.2
前半は構成がのっぺりしていて大して面白くもなく、麻生祐未とのシーンがいかにもだせえ。結局は豊田商事事件を再現したラストが全て持っていく構図。なんとなればたけしばかりが印象に残ってしまう。まあそれはそれとして崔洋一の『十階のモスキート』同様、一応は世間に適応しながらも内面的な鬱屈を抱え続けた男のタガが最後に外れて一発やらかす、との役をやらせて内田裕也は最適任ですよね。しかし三浦和義はよく出たもんだね。殿山泰司はいつもながらいるだけで満足。渡辺えり子と片桐はいりはこの35年で見た目がさほど変わっていない。昔から老けているとそうなのよね。
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