こんなにビールの似合う人はいない!!麻生久美子とビールが本当にぴったりな作品だった。
シングルマザーで元ロックバンドのギタリストだった麻生久美子演じるアキちゃんと、三吉彩花演じる、その娘ハツキ。そして、アキちゃんを好きになった大泉洋演じるヤグ。
大泉洋っていう時点で、もうどんな役どころなのか想像できたけど、いつもフラフラしてて頼りないけど、近くにいたら笑っちゃう。かつ憎めないようなキャラクターだった。
このキャラが常に楽しい気分で今作を観れるからすごくいいけれど、彼が後半で見せる一面もすごく良かった。
放浪の旅からいきなり帰ってきた彼に対して、イラつく思春期のハツキがブーメランを投げるシーンは、今までのシーンとミスマッチな感じがかえって良くて「愛のむきだし」の満島ひかりの乱闘シーンと似ていると感じた。
短いシーンだったけど、引き締めるような感覚があって良かった。
ラストはなんとなく想像できるものだけど悩んだりするより、はっちゃけた姿が彼らにはすごく合うなと思った。
単純だけど、素直な気持ちが伝わってくる作品だったと思う。