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赤い水のhummingbirdのレビュー・感想・評価

赤い水(1963年製作の映画)
3.8
ある町で温泉を掘るというアイデアが出て議員が土地の買い占めに走る。

うまく説明できないけど、山本薩夫監督はすごく手腕がある印象を受けた。会話の多いシーンと短いシーンが交互にあってメリハリがあるし、映像も決まってたと思う。
登場人物は皆クセがあり、老け役の船越英二、腹黒い町長の織田政雄、一見穏やかだけど、常に自分の利益を考えている伊藤雄之助と、普段のイメージと違うのが面白い。
川崎敬三が唯一まともな若い男性で、滝瑛子の想像の中で悪者をバッタバッタと投げ飛ばすシーンが楽しい。

「名脇役列伝IV 伊藤雄之助 vs 西村晃」@シネマヴェーラ渋谷
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