ある日別荘に訪ねてきた若者2人。白い服、手には白い手袋をはめている。
親しげに話しだす若者。卵を分けてもらいに来たようだ…。
この2人を見てすぐに、モヤっとした。でも何が起こる訳でもなく、奥さんから卵を分けてもらう…卵を割ってしまう…またもらいに来た…また割ってしまう…また…。
何だコイツら‼彼らに対してイライラしてくる。それがジワジワと不安に変わる。そして恐怖へ。
見事にハネケ監督に感情をコントロールされてしまった!終わりの見えない恐怖ほど恐ろしいものはない。
途中で、我々に語りかける。それにまたイライラっと!
監督の思うツボだ。
後にナオミ・ワッツ主演で、監督本人がハリウッド版でリメイクしてるけど、あっちは観なくていい。