ファニーゲームの作品情報・感想・評価

「ファニーゲーム」に投稿された感想・評価

しゅん

しゅんの感想・評価

4.0
<アナら3人家族の元へ“卵を借りたい”と男たちがやって来る。快く渡すアナだったが恐怖のゲームが始まるスリラー映画>

虚構と現実、アンチ暴力映画映画。
まずスリラー映画として面白い、前半から何かありそう感がひしひしと。
子供への容赦ない暴力素敵。
長回しは胸が苦しかったなー。

そしてアンチテーゼ映画として非常に良くできてる。
メタ演出を挟みつつ“映画”からずれていく様が何とももどかしい。グロテスクな暴力描写を映さないのも上手い。
“まだ劇場公開映画の長さに足りてねえ”

先に観ちゃったけどホラー映画版『キャビン』も面白い。
淡々とした耳障りな喋り方は良かったけど、謎すぎ展開でむちゃくちゃすぎ。
GT

GTの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

胸糞映画として有名な作品。善良な家族が突如現れた二人組に惨殺されるただそれだけの作品。見た後の疲労感でこの映画を超えるものはないんじゃないか。監督曰く映画の中では簡単に暴力が使われるが、暴力というものは悲惨なものなのだということを伝えたかったらしい。

このレビューはネタバレを含みます

胸糞悪かったけど、
直接的な描写がほとんどなかったので、全然見れました、
見終わって、誰得?って思いますが、監督の作った意図的なことを知ると、
あーなるほどね、となります
ただ巻き戻すシーンはほんまに分からん
勧善懲悪に唾はきかけて楽しめる映画でした。
主人公補正のひどさも味わえて一石二鳥。
ゆう

ゆうの感想・評価

3.0
こういうタイプの殺人鬼が1番怖い。見てる方は全然ファニーではなく、苦しい。
mu

muの感想・評価

4.0
みていてつらくなるし、めをそらしたくなるけれど、最後のシーンであるセリフをきくと、素晴らしいなと思ってしまう映画。
あゆみ

あゆみの感想・評価

3.4
オープニングがかっこよかった
赤文字タイトルに激しいメタル調の音楽
胸糞と聞いたうえで見た
終始不快な気持ちでいっぱいだった
世の中理不尽な事が多いし
現実そんな上手くいかないよね
って思い知らされた
救いようがないのはもちろん、映画の中という状況を反則レベルでフル活用した全くもって新しいスリラー映画。

前半から割とメタフィクショナルなセリフがあった上に、そうきたか、と思うようなリモコンの演出。例え映画でもそんなにうまくはいかないよ、という従来の作品へのメッセージとも受け取れる。

中盤以降は、ホラーチックに進められているが、実際「it」なんかよりもずっとこわい。それはハネケだからこそできた業であって、長回しを効果的に使うことによって、なにが起こるかわからない不気味さを演出している。それにつけて、即物的に行われる暴力をこれでもかとカメラで捉えずに音で聴かせてくるので、より暴力的な効果を孕む。

ハネケの長回しは、カメラを固定した引きの画で人物を捉える。動きと言えば人物に合わせて少しパンするぐらい。人によって退屈な映像が続く。でも、今作の場合は、即物的な暴力がより暴力的に描かれているので、それがアクセントになって映像に不気味さが纏わりつく。「ピアニスト」では少し物足りなかったが、「愛、アムール」以来の素晴らしさだった。ただちょっと脚本はハネケらしくもあり、らしくなさもありで不十分。
sato

satoの感想・評価

4.3
理不尽すぎる暴力を見せつけられるだけの映画だろうと思っていたらそれ以上の意味があった。何も起こらない長尺シーンで虚構の中に現実感を生み出し、メタ表現によって見てる自分までもが共犯者になってしまったような感覚に陥る...

虚構・現実の絶対的な境界線が存在するからこそ初めて映画という娯楽を楽しめるのに、この作品はその構造を破壊しようとしてくる。そんな視聴後の気味悪さがとても新鮮だった。
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