とき

ALWAYS 三丁目の夕日のときのネタバレレビュー・内容・結末

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

愛があふれる人情ドラマ。けれどその裏では、戦争で妻子を失い未だにその事実を受け入れきれていない医者や、借金を抱え店を畳む女性など、この時代の影となる部分もきちんと描写されていた。
特に印象的だったのは、冷蔵庫が導入されたことでゴミ捨て場に捨てられた氷入れるやつ(名前がわからない......)を見つけて悲しそうな顔をする氷屋さん(??)
きっと当たり前に家を訪れて氷を補充してくれていたおじさんとのコミュニケーションは、これを機にぱったり途絶えてしまったんだろうな。多分家族はそんなことには時代がすっかり変わるまで気づかない。色んなものが一気に発展したこの時代が失ったものがあるとしたらそれだろうな。

ただとにかく希望を与えてくれるいい映画だった。ベタベタでクサイくらいのドラマと演技。むしろこれくらいじゃないと、これだからいいのだと、思うが、
どうもシラケてしまう自分が!この映画との相性の合わなさを感じた。
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