邦題から想像していた内容とは、かなり違っていた。夫と娘の行動が身勝手過ぎて、最後まで観てもあまりスッキリとはしなかった。良くも悪くもフランス映画らしいのかな。ブルジョワ主婦のスザンヌと息子は、最後までブレずに良かった。ブルジョワなのに、鶏の丸焼きを調理できるのは凄かったけど、その手で触らないで、と言いたかった。
邦題よりも、原題のPOTICHE(花瓶)から、「飾り壺」の方がしっくりくるけど、カトリーヌ・ドヌーヴだから、シェルブールの雨傘に引っ掛けたかったのかな。それにしても、カトリーヌは魅力的でした。