このレビューはネタバレを含みます
オゾン流、社会派コメディ。
てっきり、経営が傾いた工場を立て直すために奔走するドタバタ劇かと思っていたら、そこはオゾン監督でした。
1970年代、変わりゆく社会の中で女性が立場を確立させていく様をコメディタッチで描いた社会派ドラマ。
カトリーヌ・ドヌーヴが亭主関白の夫のもとでブルジョワを享受する妻から、女性の社会進出を率いて行くまでをユーモラスに演じている。
本当の美人て年取っても美人なんだなーと、この人見てると思う。
オゾン監督が描く熟年像というのか、こういう情熱的な年の取り方いいなーと思う。この作品の親子関係も素敵だ。
母は強し。