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機動警察パトレイバー THE MOVIEのkensyoのレビュー・感想・評価

4.2
【2020.08.19】
クライマックスの嵐のシーンが4DX映えする。
ロボの結構シーンは格好良い◎

Filmarksで4DX版が絶賛されていたので観に行ってしまった。

何だかんだと押井守作品にせっせと課金していて、自分はすごくファンなんだろうかと思う。

4DX前提の作品ではなくて、必ずしもアトラクション的に観るのが適しているかは分からないけれど、後半の嵐のシーンは4DXの魅力が発揮されてるなって感じた。

物語は「どうやってロボットを決闘させようか」っていう理屈付けに異様に労力を払っているんだけど、その理屈付けのお陰でロボットアニメが好きじゃない人にも魅力的になってるかというと全くそんなことがなさそうなのが面白いなと思った。

【2019.12.29】
‘89年に作った’99年のお話、という意味で、正しくレトロフューチャーになったと思う
公開30周年記念だそうで、見直してみた作品

彩色の生々しいトーンはAKIRAを思わせて如何にも80年代だな、と思う
ネットの誰かが「60年代の人間は半世紀経てば人は月に出張に行くと考えていたけれど、現代の人間は半世紀後もコタツでみかんを食べているって考えてる(だからSFが壮大なものではなくなった)」って言っていたけれど、「2001年宇宙の旅」とこの作品の対比は丁度そういう感じがするな

旧世紀、というか世紀末を語った作品と新世紀を語った作品、とか
SFをハード面から語るかソフト面から語るか、とか
SFを支える対称にアートを置くかとおたく文化を置くか、とか
色々考えられて楽しい

シュインシュインいうモーターのSEが美しかった
身内ノリっぽい台詞の抑揚は聞いていて気恥ずかしいけれど、公開当初「やっぱトロイの木馬?」っていう台詞がどれだけ伝わっただろうと思うと先見性にも溢れてる、ので何となく反応に困るという気がする
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