あんばたりあん

吸血鬼ゴケミドロのあんばたりあんのレビュー・感想・評価

吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)
4.5
60年代のSFホラーとしては他とはあまり被らないホラージャンルな感じがします。
この事件に巻き込まれる旅客機が、先ずは開始早々機体に鳥がぶち当たり死んでいく謎の現象で不穏な空気が漂い、そして赤い謎の発光体が現れ、そんな中ハイジャックまでされるという、恐怖心を煽る演出が次々と展開されます。あえなく乗客を乗せた旅客機は墜落し、そこから悲劇は始まります。

ハイジャック犯の額がパックリ割れて、ゴケミドロが入り込んでいくシーンは、60年代の作品としてはかなりリアルに出来ていると思います。

ゴケミドロに取り付かれた人間が血を吸いに迫ってくる様子は、スローではあるがゾンビを思わせる怖さがあります、しかしゴケミドロマン1人なのが少々寂しかったです

異星人の地球侵略をホラータッチに描いていて、衝激のラストで幕を閉じ、絶望感を味わわされました

ハリウッドでリメイクしてくれたら面白そうです
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