こめこ

十二人の怒れる男のこめこのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.9
「面白い」という一言で片付けるのが失礼なくらいとても面白かった。今更ながら鑑賞した名作、本当に面白かった。ワンシチュエーションで展開される会話劇で、ここまで引き込まれるとは。登場人物が12人もいれば、誰が誰だかわからなくなりそうだと思いきや、そんなこともなく。白熱する議論、高まる熱気、最終的にどんな結末を迎えるのか……気づけば私も、手に汗を握っていた。
「キサラギ」のレビューで「同じ場所で同じメンバーが語り通すというシチュエーションで、こんなにのめり込める映画はあとにも先にも出会えていない」なんて書いたけど、出会ってしまった。名作を見ずしてこんなことを述べていた自分が恥ずかしい。名作、おそるべし。
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