Harigane

十二人の怒れる男のHariganeのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
3.8
<あらすじ>
18歳の少年が自宅で父親をナイフで刺し殺したと言われる事件において、陪審員に選ばれた12名の男たちは法廷での傍聴を終え陪審室に集まる。
評決は全員一致であることが条件。
早く帰りたい男たちは一斉に有罪に投票する中、ただ1人、8番(ヘンリー・フォンダ)だけが無罪を主張する。
彼が事件の矛盾点を挙げると、議論は白熱し、有罪を主張していた者達が徐々に無罪へと意見を変えていく・・・

<感想>
今作ついにアマプラに!!
リメイク作品「12人の怒れる男 評決の行方」と日本リメイク版「12人の優しい日本人」は観てますが、オリジナルの今作が観れてなかったのでいつか鑑賞したいと思っていました✨

終始陪審室で繰り広げられる会話劇がメインのワンシチュエーションムービー💫
舞台が何も変わらないのに、彼らの話す内容が頭に浮かんで全く飽きない展開😁
どんどん話に引き込まれていきました🔥

人の人生を左右する判決において、有罪・無罪を決めるのは陪審員の全員一致が条件🙋🏻‍♂️
互いの名前も素性も分からない12人の男たちが、事件について各々の意見をぶつけ合っていきます💥

人の意見を変えるのってもの凄く難しい事ですよね。
しかもそれが大多数となれば尚更💦

11人が有罪と主張する中でたった1人自分の意見を貫き通した8番👤
単に自分の意見が正しいと主張するわけではなく、有罪と決めるのに疑問が残るからと、決して他の意見に流されることなく物事を冷静に判断する。
彼のの勇気ある行動はとても素晴らしかったです⚡️
彼がいなければ今作はきっと5分で終わる短編映画になっていただろうし🙄(笑)

物事を冷静に判断することの難しさ…
そこに偏見が入ってしまうと、きっとそのようにしか見えなくなってしまうだろうし。
客観的に見ることの大切さを今作を観て改めて感じました😶
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