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十二人の怒れる男のRekoのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.0
殺人事件の陪審員に選ばれた12人の男たちが密室で議論を交わす、ワンシチュエーション・ドラマ。

被告人は18歳の少年。被害者は父親。
11人が【有罪】を選ぶ中、ただ一人【無罪】を主張する男を中心に繰り広げられる会話劇、圧巻の脚本! 面白かった!

陪審員番号だけで呼ばれる12人の男たちのキャラクター像が徐々に浮き上がってきて、心の中で勝手にあだ名付けて呼んでた。【有罪】側にすぐカッとなる男が複数いて終始イライラさせられるけど、終盤には全員への愛着が湧いて憎めなくなってしまう不思議。

ちなみに、④理論派メガネ男は『ムスカ』
⑨一番年配のお茶目な男は『おじいちゃん』
⑫黒縁メガネの七三ヘア男は『クラーク・ケント』って呼んでました。

会話劇だけで想像力が働かされ、事件に関する場面を容易に想像できた。凄い!

ウォーターサーバーの水入れるコップ。
円錐のやつ、手作りだろうなあ…
吹替えで観たらちょいちょい英語で話す部分があって笑った。カットシーンとかかな?
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