ワンピース劇場版10作目
初の尾田栄一郎監修の映画だというがさすがの完成度というかかなり良かった。オープニングから巨大な生物入り乱れるサバイバルは冒険感が出ておりワンピース王道の始まりを感じさせる。麦わら海賊団の衣装も普段と違いサンジのワインレッドブレザーにハットがかっこいい。彼だから似合っているといえるセレクト。
今回のベストキャラクターはやはりナミ。どんな時でも強かな彼女の魅力がよく出ている。アーロン編に比べての一味との絆が強くなっているのを感じられる点も含めて
極めつけは麦わら海賊団殴り込みのシーン。
ドレスコードにのっとりスーツで総会に乗り込み普段使わない重火器を携えての宣戦布告。ナミを信じるルフィの言葉に進む船長の足取りを守る仲間たちと和風(任侠映画風？)の良さが詰まった最高の場面だった。
総じて満足度高めだがシキについては伝説の悪党以上にもう一歩なにかほしかった気はする。
ワンピースの王道劇場版といえばデッドエンドだったがそれを見事に塗り替えた作品だといえる。
