一人旅

全艦発進せよの一人旅のレビュー・感想・評価

全艦発進せよ(1956年製作の映画)
3.0
TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
ジョセフ・ペヴニー監督作。

ケネス・ドッドソンの原作小説をジョセフ・ペヴニー監督が映画化したもので、二次大戦の太平洋戦線における舟艇母艦の乗組員たちの活躍を描いた戦争アクションです。

第二次世界大戦真っ只中の1943年を舞台に、アメリカ海軍の上陸用舟艇母艦:ベリンダ号に乗り込んだ主人公のマクドゥガル大尉や同艦の艦長に着任した歴戦のホークス大佐ら数多くの乗組員たちの戦時下の日常と日本軍との熾烈な戦いを描いた戦争映画で、巡洋艦ではなく舟艇母艦という戦争映画ではあまり主役にされない艦船の活躍に焦点を当てています。

母艦で苦楽を共にする運命共同体と化した乗組員たちの衝突と友情の人間ドラマを軸に、サイパン、グアム、ガダルカナル、沖縄…と太平洋を進行していく彼らの活躍を描いていて、沖縄での神風特攻隊による急襲&窮地脱出クライマックスは圧巻のスペクタクル映像を実現しています。

主演のジョージ・ネイダーとジェフ・チャンドラーが自艦を守るため奮戦する副長と艦長を男臭く演じていますし、無名時代のクリント・イーストウッドが衛生兵役で端役出演していますのでお見逃しなく。
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