ほお!
90年代以後作品のような洗練にはまだ到達しておらず、全体的に野暮ったさが残るけど、端々にキラリと面白いショットが見られ、なかなかオツな映画でした。
これは邦題が本当に良くない。
ベタベタな恋愛ものみたいじゃないか。
実態はウォンカーウァイmeets香港ノワールです。
○マギーチャンの顔。顔面。
お人形が魂を持って動き出したような感じ。
表情がとぼしいように見えて、内に秘めた思いをたたえた黒目がちの瞳。
こんな魅力を放つ女優さんはあとにも先にもみたことない。
○ジャッキーチュンは貧乏くじ引くブルーなやつをやらせると天下一品。
○アンディラウはいつなんどきでもアンディラウの軸がブレてなくて安心する。鼻筋のせいかな。