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眠狂四郎 殺法帖のodyssのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 殺法帖(1963年製作の映画)
3.0
【ヒロインを中村玉緒じゃなく・・・】

最近BS録画にて。以前にも鑑賞したことがあります。
市川雷蔵主演による「眠狂四郎」シリーズの第一作。

加賀藩の密貿易に絡んで、その証拠となる文書を隠した秘宝のありかをめぐって、狂四郎が騒動に巻き込まれていく様子を描いています。

渡来中国人の子孫で中国武術を使う陳孫(城健三朗:若山富三郎の別名)など、多彩な人物が登場します。

ただ、陳と狂四郎の対決はやや物足りない。陳が死なないのは、次作以降にまた登場させようと考えたからかなあ。

しかし、この映画の最大の欠点は、ヒロインに中村玉緒を使ったことでしょう。狂四郎に近づく謎めいた美女ながら素姓は・・・という設定なのだから、とにかく美人女優を使わないといけないのに、中村玉緒は美人じゃないからです。脇役で出てくる扇町景子や真城千都世のほうがよほど美しい。親の七光りでヒロインになる女優を選んではいけませんね、脇役ならいざしらず。
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