紅茶

バルタザールどこへ行くの紅茶のレビュー・感想・評価

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)
3.7
ロベール・ブレッソン作品を初鑑賞。噂には聞いていたが、これぞとばかりに余計なものを削ぎ落としたミニマルな話法と情報量の少なさはすごい。とにかく場面の移り変わりが早い。ディゾルブで幾度となく唐突な展開が起こる。これがブレッソン監督の真骨頂か。
本編はロバのバルタザールの足取りくらいしか辿れなかったが、バルタザールは飼い主が色々と変わっていき、大変そうだ。人間であれ、動物であれ、生まれながらに自由のない者への同情の眼差しが感じられる。
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