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バルタザールどこへ行くのsonozyのレビュー・感想・評価

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)
4.0
初ロベール・ブレッソン監督作。
この映画でデビューしたアンヌ・ヴィアゼムスキー(1967年ゴダールの『中国女』に主演し同年ゴダールと結婚/1979年に離婚)と、ロバのバルタザールが主役。
フランス南西部のピレネー。幼なじみのマリー(アンヌ・ヴィアゼムスキー)とジャックはある日、一匹の生まれたばかりのロバを拾い、“バルタザール”と名付けて可愛がっていた。
その後、バルタザールは売りに出されたり、また戻ったり、マリーに想いを寄せる不良のジェラールの家に買われたり、サーカスに売られたりと、過酷な労働や酷い扱いに耐えていく。
バルタザールに関わる人間たちの愚行/罪をつぶらな瞳で黙って見続けるロバのバルタザールは・・・
分かりやすい作品ではないですが、モノクロの美しい映像と、アンヌ・ヴィアゼムスキーの初々しさ/エロス/薄幸な感じが何とも不思議な魅力でした。
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