ロニー坊や

鬼畜のロニー坊やのレビュー・感想・評価

鬼畜(1978年製作の映画)
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タイトルに偽りなしの鬼畜の所業、、、
日本が、というより世界がいまより物質的に貧しかったときの話。
調子に乗った、小学校すら卒業できなかった職人が、2号に孕ませた?子供の処遇に揉める話。
奥さんの演技が冴えていて、獣のような声を出しながら夜の営みをしたり、子供をいじめたり、下の子への虐待など見所が多い。現代の満たされた生活から見ると、とんでもない画ではあるものの自分がその立場に立ったときを想像すると、少し分かってしまうような恐ろしい気持ちになってしまう。
子供の演技は最初、現代の子役に比べてセリフ棒読み過ぎると感じたが、ラストシーンは素晴らしかった。

家庭を持つ、というのは過去も現代も変わらずほんとうに大変なものであるのだな、と感じたり。