タズシネマ

鬼畜のタズシネマのレビュー・感想・評価

鬼畜(1978年製作の映画)
2.0
【タズシネマ】
ヘコむ。

浮気相手がゲリラ訪問してきて産んだ子供3人を置いてってあたふたする話。商売が順調である程度ゆとりがある時に浮気してて、仕送りが出来なくなるくらい商売が傾いてから子供置いてかれるもんだから大変。

冒頭のシーンからまあ修羅場。

父親がクズ。実母がクズ。継母がクズ。子供もクソガキ。でもやっぱり子供に罪はないから可哀想、でも台本棒読みすぎてそこまで感情移入できないです(最後のシーンも感動すべきなんだけどまあ棒読みすぎて無理)。この時代の子役はしんどい。

岩下志麻のネグレクト&虐待っぷりがやばい。
(でも美しい。ドSぷりにゾクゾクしてしまうタズシネマが我ながらキモい)

この時代の汗ばむ雰囲気がほんとこっちも暑くなってくるです。(エアコン普及率がまだまだ低い時代なんですよねきっと)

子供がどんどん疎ましくなって、クライマックスに至るまでまさしく「鬼畜」の所業オンパレードなんだけど、色々考えさせられるテーマではあるです。

あと田中邦衛と大竹しのぶがちょい役なのが時代を感じるです。(大竹しのぶが超かわいい)
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