坂本くろみ

デビルマンの坂本くろみのネタバレレビュー・内容・結末

デビルマン(2004年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

初視聴年:2022
序盤の主人公が偶然見かけたヒロインにニコニコで手を振るシーンの演技があまりにもヤバ過ぎてギョッとした。隣の飛鳥了も困惑しているようにしか見えなかったし、それ以前のシーンも導入からどこかおかしいので、この時点でもう普通の映画ではないのだなと感じて、結局その通りの作品だった。

そんな感じなので原作の話の設定やら流れをナレーションで説明されたり、そもそも描写不足と改変を多用してよくわからないことになっていることも一々気にしてられないほどに映画的に変なシーンがあまりにも多すぎて、もはや味になっている変な作品だった。

VFXも当時として褒められるのかと言われても、トドメを刺すシーンに一瞬演出を入れる工夫があれどもあっさりしすぎて印象に残らない感じに仕上がっていたり、謎に戦闘中に視点が高速回転したりエフェクト過多なシーンがあったりで見やすさが無く、こちらはなんともいえない。
この作品がどれだけ不出来なのかを分析できるという唯一無二に近いジャンルではあれども、それが映画的に楽しめるものであるかと言われると、微妙だった。