このレビューはネタバレを含みます
この人の映画はホントに人間の、人生の豊かさというものをいっつも感じさせる。今回も歌と踊りを武器としているロマの人々とその生活が映画の中心。とにかく顔がスゲー。めっちゃ人間。子供たちの可愛さもヤバい。
異文化コミュニケーションものの楽しさもあるし、人種的マイノリティの人々が主役でもあり、現代性のあるテーマでもある。
結婚式の大騒ぎ感がサイコーだったり、皿を割るダンスが超面白かったり、歌の為だけの唐突な墓場シーンもなんかいいし、性もしっかり描かれている。後半には バイオレンス描写まであって、マジ人間。
結局、探し人も見つからないしエンディングはとにかく暗い。