ふわふわ

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女のふわふわのレビュー・感想・評価

4.1
アマプラで。

『ミレニアム』は本だったり、スウェーデン映画だったり、ハリウッド映画だったりしますが、全部既読、鑑賞済みです。

本作の鑑賞は2回目です。


あらすじ…
雑誌『ミレニアム』の記者ミカエルは自身のスクープでの裁判で有罪になり、一旦雑誌を離れる事になる。
そんな時、個人的に少女失踪事件の調査を富豪から頼まれる。

調査員リスベットは有能なハッカー。
記者ミカエルを調査していたが…

権力者の悪どい裏の顔が怖すぎる。
富豪や支配層の腐敗っぷりもよく描けていた。
リスベットの後見人のクソジジイ!
初めて観た時は余りの酷さに引いた。
気持ち悪い…気持ち悪すぎる…
なんだアイツ
そしてリスベットの報復の仕方も凄い。
後々、殺人事件も出てくるのですが
方法が陰鬱すぎる…。
北欧に陰鬱な印象を抱いたのはこの『ミレニアム』シリーズのおかげです。

そしてリスベット。
虐待された猫のような痛々しさを表現したノオミさん…。好き…。
彼女が喋らなくても繊細な表情、目の動かし方、唇の震えでわかる。
目の奥が暗いんだよね。
初めて安心できる人の横で眠るリスベット。
どんなに辛い人生だったんだろうか。

ミカエルはハリウッド版はカッコいいダニエル・クレイグだけど、私はこっち派。
ミカエルの気のいいおっちゃん具合が、権力者のクズ共との対比になっていて良し。

北欧のエンタメは私に合うなあと思った思い出の作品です!
ふわふわ

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