ナポリ、ミラノ、ローマを舞台としたオムニバスで、それぞれ男女の関係を喜劇的に描いてて面白い。
闇商売で借金を踏み倒した夫婦が逮捕を逃れるために妊娠・出産を繰り返すちょっと怖い話、大金持ちの女が貧乏な作家に心の癒しを求めるも男に愛車を壊されて愛想つかす話、売春婦が隣に住む神学生に聖女と崇められちゃって困った祖母に泣きつかれて神学生を諭す話。
１話目で夫が妊娠のために強制的に妊活させられて精力搾り取られるのと対照的に、３話目で性欲たぎる客の男がすったもんだの末に一回もさせてもらえないのが面白かった。
ソフィア・ローレンがめちゃくちゃ綺麗で色気がすごいんだよね。
マストロヤンニが終始情けない男の役で、最後に犬になっちゃうあたり最高だった。
ヴィットリオ・デ・シーカ監督もっと観たいな。
