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八月のクリスマスのsnowのレビュー・感想・評価

八月のクリスマス(1998年製作の映画)
4.0
"スカーレットレター"とは真逆で....

優しい愛されアジョシ ジョンウォン(ハン・ソッキュ)。
8月生まれのジョンウォンが8月にタリムに出会い12月に亡くなるまでの短い時間のお話。
名作とよく見かけていて気になってた。

ホ・ジノ監督さまの
インタビュー記事よくて、
*この映画の淡々と進むこと*
「我々は、老若男女、限られた時間に生きている。けれども、時にそれを忘れてしまう。主人公は病気で限られた時間を生きている。
限られた時間を生きているということにおいては、本来、私たちと変わらない。しかし、私たちはすぐにそのことを忘れてしまう。これを自覚、認識した時に、ものに対する見方が変わってくると思うのです。同じような皿洗いでも、限られている人生の皿洗いなんだと思うと、それが一瞬輝かしく見えたりするんです。そういったところを、私は追っていったわけです。」

見終わってタイトルについてもなんで?
クリスマス感ない...
*タイトルについて*
「タイトルに関しては、私も説明のしようがないんです。あえていえば、この映画は、時間の流れがとても重要なテーマになっているんです。ですから、出来れば季節的な意味を与えたかった。もうひとつは、『八月のクリスマス』というタイトルには、相反するものが共存しているわけです。「八月」という「夏」と、「クリスマス」という「冬」ですね。私たちの人生には、悲しみがあると思うのですが、悲しみの中には、ユーモラスな部分もある。また、ユーモラスな中には悲しみもある。こういった相反するものがぶつかった時に初めて生まれる情緒的なもの。そういうものをタイトルにしたいと思いました。そして後は、観ていただいた方々の想像にお任せしたいという気持ちがあります。」

ほっこりながらも、せつな悲しい
いつもの日常も限られた時間なんだなと。
年老いたお父さんにリモコン操作教えるシーン、ジョンウォンのさみしいサインが苦しかった。

ジョンウォン長生きver.みたいな人に出会いたい😢
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