こちらも余り評判の宜しくない1作。
犯人が私利私欲で周りを巻き込み過ぎてゲス過ぎて嫌われている、等が原因みたいね。
それとは別に、話のご都合主義が目立つとは思った。
冒頭、都知事の乗った開通式の電車が狙われてトンネルを爆破されるが、コナンの機転で犠牲者は出ず。
それは良いが、テロの推理でいきなり都知事が国土交通大臣時代のダム開発が怪しいと目星をつける。
いやいやいや、いきなり真相に辿り着き過ぎだろ!
で、いつものメンバーとダムのある新潟のスキー場へ。そこで偶然にトラブルを抱えた地元民のグループに出会う。
またもいきなり真相に辿り過ぎ。
ダム建設に反対していた青年。轢き逃げで服役していた青年。轢き逃げ被害者の姉。事故で意識不明になり何年も寝たきりだった少年と母親。それらが一堂に会し、いかも少年が目覚めるナイスタイミング。ぐうぜが重なり過ぎでしょ。
しかも会話も不自然なんだよな。少年が突然目覚めて、その間の記憶が無いことを嘆いているのに、急に小五郎が母親に「貴女は眼鏡よりコンタクトが似合う」とか言い出す。ええ?普通に考えたら凄い空気が読めない人じゃん…
犯人は水没した村から宝石を取り出す為にプラスチック爆弾でダムを破壊。
ホントにコナンの犯人はどいつもこいつもプラスチック爆弾を使うな…。
そしてダムから放出された洪水を止める為にコナンは雪山を駆け上がり雪崩を起こすという超人っぷり。
このアクションは余りにも非現実的だが、映画としては最高に盛り上がる。
ミステリの謎解きに無理があるのが辛い。