小さな頃から冒険を夢見るカール。同じく冒険に心踊らせていたエリーと仲良くなり、やがて結婚。生涯を共にする。憧れの場所に2人で行こうとするが、その矢先エリーの病気が発覚し看病の甲斐もなく先立ってしまう。昔、2人で約束したあの場所へ思い出の家と共に大量の風船を飛ばし冒険を試みる。
カールとエリーの生涯が細切れで次々に流れる短いシーン。あの短い時間でも2人の仲の良さやお互いを思いやる優しい心がたくさん見られる。あれだけで幸せな気持ちになる。
カールの寂しい、悲しい、暖かな心は家の中に置き去りになるのをわかっていて、エリーはあの言葉を添えたんだろうな。
いつでも心の中に思い出は残っているから新しく踏み出していいんだよ。