まのん

スリング・ブレイドのまのんのレビュー・感想・評価

スリング・ブレイド(1996年製作の映画)
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お勧めされて鑑賞。
お勧めしてくださったのは精神科医をされてる方なのですが、
精神科医の方がこの作品をどう観たのか、何故私にこれを勧めたのか…気になりすぎるので今度聞いてみます。


本をあげるシーンからは、もうその先が見えすぎて、彼の気持ちが伝わりすぎてすごく胸が痛くて……涙が止まりませんでした。

彼は外の世界で人の愛を知り、愛を表現する方法を知り、何より愛し方を知った。守りたいものができた。
守り方を知らず、指示に従うだけの彼はもういない。自分ができる方法で今回はなんとしても守りたかった。たくさん教えてくれた人達を絶対に絶対に幸せにしたかった。

これを書いてるだけでまた思い出し泣きが……


最初と最後、同じ場所に立つ彼は全くの別人でした。目と表情がそれを物語ってました。
最後の表情がとても美しかった。確かに目には光があった。見つめる先があった。それが全てです。


ビリー・ボブ・ソーントンの演技があまりにすごすぎて、それだけでも観る価値ありそうです。その上監督も脚本もやったなんて…信じられない才能です。


レビューは賛否両論のようですが、私は良い作品だと思いました。
途中音楽がちょっと微妙なところとかはあったけど、終わり方に疑問は残らなかった。トゥルーエンドの中でも良いトゥルーエンドかなと思います。(トゥルーエンド大好き芸人)

素敵な作品にまた一つ出会えました。
まのん

まのん